物理の勉強法

物理は、私たちの日常生活の現象(例えば、キャッチボールをするとボールは放物線を描くとか、

消しゴムを使うと摩擦で使った場所  が熱くなる等)を数式を使って表す学問なので、頭の中でイメージできるかどうかが

非常に重要となってくる。

そのイメージと数式を結びつける作業なので、イメージするのが苦手だと、手がつけられないということになる。

ここでは、理系の生徒で、物理が入試に必要な生徒の、物理へのアプローチを述べる。

 

イメージが比較的できる生徒について

高校二年の中頃までは、教科書、学校で指定された問題集だけを完璧にすることで十分です。

理系の生徒は、そのあと、自分のレベルに合った問題集に挑戦していきます。

『物理のエッセンス』→『良問の風』の順でやっていくのが理想。『標準問題集』をやるかやらないかは、志望校によります。

『物理のエッセンス』はMARCHレベルだが、ここで問題の解法パターンをしっかりマスターすることを目標にし、

『良問の風』に関しては、実力養成を目標とし、初見の問題を解きまくるとよい。かなりのレベルアップが期待できる。

その後、志望校の過去問にとりかかる。過去問が安定して7割から8割、解けることが最終目標。

 

イメージができない生徒について

まず、問題の内容が頭の中でイメージできるようになることが最優先なので、

『宇宙一わかりやすい高校物理』などの、文章とイラストの両方で物理現象を

説明してくれる様な、参考書兼問題集を少なくとも3回すること。

苦手単元だけする、というやり方でもよい。

あと、『橋元の物理基礎をはじめからていねに』(東進ブックス)もおすすめ。

この参考書式問題集は物理に欠かせないイメージを、丁寧に説明している上、

問題を解くコツなども説明してくれている。「物理はイメージた」をモットーに

書かれているので、非常によい。

イメージがある程度できるようになったら、教科書を併用して学校指定の問題集を

完璧にマスターすること。学校指定の問題集が、リードαなら、標準問題までで

十分。その後、実力に合わせて、『物理のエッセンス』等をマスターすれば

ある程度の実力はついてくる。

 

②  文系の生徒でも物理基礎が必修となっている生徒についても、最初にで述べた内容をします。

ただ、学校の単位をとるためのレベルでよいなら、学校で指定されている問題集の

標準問題までマスターできれば完璧です。

 

③  大学受験で物理が必要な場合、志望校のレベルによって完成度のレベルは変わって

くるが、問題集を選ぶ際のだいたいの目安を下記に述べます。

 

④  国立大学では、共通テスト試験が必要となるが、それに対応できる問題集として、

物理基礎のみなら『物理レベル別問題集』(東進ブックス)シリーズのレベル①と②、物理なら②、③がおすすめ。

③は、有名大の二次試験への対策としても使える問題集である。

あと『チャート式30完成!センター試験対策 物理 30日完成』(数研)も

おすすめ。物理基礎のみの生徒でも単元を選ぶことで使える。

 

『物理レベル別問題集』(東進ブックス)の④は、難関大の二次試験に対応している

ので、難関大が志望校の生徒にはおすすめです。

それ以外の生徒は、③までを完璧にマスターすることを目標にすること。

(④まで手を出すことは時間を有効的に使うという点で逆効果である。)

 

4.1.2.3の注として、レベルアップした問題集をしている間、自身の理解が薄い

単元では、必ず壁にぶつかる。その時は、かならず『宇宙一わかりやすい高校物理』

や『橋元の物理基礎をはじめからていねいに』などの高校物理の入門編兼参考書に

もどって、その単元をやり直すこと。

 

⑤ 物理の問題は、数学と密接に関係している。

どんなに基本的な問題であっても、数学Iで学習する三角比、IIで学習する弧度法や三角関数、

で学習するベクトルの知識がなければ、問題を解くことはできない。

あと、ある段階に進むと、微積法の知識も必要となる。

よって、数学は、物理の問題を解く上で、必ず必要となることを知っておくこと。

 

⑥  物理の公式は、数学の公式に比べれば、1/10程度で、それほど多くない。

要はそれらの公式を、あらゆる問題にどう適用するかに尽きる。

それには、再三繰り返すが、日常生活の物理現象のイメージ化が最も大切で

あるから、日頃から身の回りの物理現象に意識してみる。

 

 

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