記憶の干渉

ところで、忘れることには個人差はあまり関係ないと述べましたが、うっかりすると忘却が早まってしまう行為があります。それは、「他のことを追加して記憶する」と行為です。

これは、例えば10個の単語を覚えてから一時間後に、さらに新しい単語を10個覚える、その後、四時間後に、

最初に覚えた10個の単語を思い出して下さい。おそらく1~2個しか思い出せないという現象が起こります。これが「記憶の干渉」と呼ばれる現象です。

要するに、前に覚えたものと類似性があるものを覚えようとすると、以前の記憶が減退してしまうのです。

個々の記憶は独立しているのではなく、互いに関連しあったり、お互い排除しあったり、結び付けあったりしています。よって覚え方を間違えると、記憶がぼやけその結果記憶の混同や間違いを起こす原因となってしまう場合があります。

このことからもわかるように、脳の機能に沿った勉強をしないと時間の無駄になるばかりかむしろ逆効果にさえなってしまいます。

脳に適した勉強法とそうでない勉強法があるということです。

脳の仕組みや機能をしっかりと理解し、効率も良い勉強をして良い成績に結び付けることが重要です。より少ない勉強量で最大の効果が得られるような勉強法が最も良い方法です。もちろん勉強量も大切な要因ですが、それ以上に重要なのは「どのように勉強するか」ということです。